町内会活力向上策第1期専門検討第1回専門委員会(報告)
平成25年11月25日(月)仙台市役所二日町第四仮庁舎9階市民局会議室において、平成25年度仙台市連合町内会長会「町内会活力向上策第1期専門検討第1回専門委員会」が開催されました。
町内会活力向上策の検討は、平成25年度の仙台市連合町内会長会の重点事項の一つとして掲げられました。そして、第4回正副会長会(7月10日開催)において、町内会の活力を向上させていくためには、「地域内連携強化による地域課題解決策」「町内会加入率向上策」「人材育成策」「町内会行事参加率向上策」などを優先的に検討する必要があると決定され、その中で、「地域内連携強化による地域課題解決策」を最優先に検討する必要があるということになりました。
これを最優先するのは、現在、市内各地区の連合町内会が中心になって、「地域版避難所運営マニュアルづくり」が進められている中、事前協議やマニュアルづくりの過程で、地域内の各種団体・機関などの連携・協力が進んでおり、ここで育まれる連携・協力、情報共有、地域づくりのエネルギーの結集などの効力が、今までとは異なる新しいコミュニティづくりにつながっていく、良いきっかけになるだろうということが重視されたためです。
専門委員会は、各区連合町内会長協議会から副会長クラスが推薦された重厚で知識・経験豊かな方々8名により構成されました。
第1回委員会には、阿部会長も出席し、会長挨拶、出席者自己紹介を経て、委員長に千田文彦青葉区連合町内会長協議会副会長(国見地区連合町内会会長)、副委員長に堀江俊男太白区連合町内会長協議会副会長(生出学区連合町内会会長)とする指名があった後、議事に進みました。
議題及び資料は、次のとおりでした。
【議題】
(1)検討の趣旨、内容、スケジュールの理解と認識の共有
(2)検討の進め方について
(3)次回(第2回)に検討予定のテーマの検討
(4)その他
【資料】
資料1「町内会活力向上策第1期検討専門委員会名簿」
資料2「町内会活力向上策第1期検討専門委員会設置規程」
資料3「町内会の活力向上策に関する検討について」
資料4「平成25年度町内会活力向上策第1期専門検討について」
資料5「各都市にみられる地域内連携の状況」
討議では、検討の趣旨、内容、スケジュールなどについて基本的に了承されたうえで、今後の検討を円滑かつ効果的に進めるために必要な事項について、各委員から感想や意見などが述べられました。
その中で、今後、次の事項に重点を置いて検討を行っていくことが確認されました。
〇今後の地域内連携のあり方として、@既存の各種団体を構成員として 新たに協議会を結成するタイプ(まちづくり協議会型)A既存団体を 対象として定期的または必要に応じて、特定の課題などについて連絡 協議するタイプ(課題別協議会型)B既存団体が核となる母体を中心 に組織統合するタイプ(組織統合型)の3つのタイプの比較検討を中 心に議論を進めること。
〇市内の連合町内会をめぐる地域内の連携の実態と意向に関する調査を 実施するかどうかを議論すること。
〇町内会活力向上の意味を十分に踏まえ、地域内連携に関する議論を深 めるための何らかの工夫をしていくこと。
〇検討期間については、年度内に限定せず柔軟に捉えること。
そして、次回委員会を12月18日(水)午前(後日12月16日(月)午前に変更)に開催することとし、事務局のたたき台をもとに「市内の連合町内会をめぐる地域内の連携の実態と意向に関する調査を実施するかどうか」や「他都市などの地域内連携の状況」について討議することを申し合わせて閉会しました。
委員長及び副委員長以外の委員は、今野均委員(青葉区連合町内会長協議会副会長・片平地区連合町内会会長)、渡辺剛伯委員(青葉区連合町内会長協議会コミュニティ担当理事・通町地区町内会連合会会長)、橘川光男委員(宮城野区連合町内会長協議会会計・新田学区連合町内会会長)、野中孝三委員(若林区連合町内会長協議会副会長・六郷地区連合町内会会長)、山口強委員(太白区連合町内会長協議会副会長・茂庭台学区連合町内会会長)、傳野貞雄委員(泉区連合町内会長協議会副会長・高森東連合町内会会長)です。
掲載日:2013/12/20