中国福建省コミュニティリーダーの視察がありました
平成27年3月9日(月)中国福建省コミュニティリーダーの視察がありました。
福建省は中国大陸南東に位置し、北は浙江省、南西は広東省、西は江西省と隣接しています。今回は、寧徳市、三明市、南平市、龍岩市から12名と笹川平和財団等関係者3名合計15名が、日本の都市生活における住民のコミュニティ活動、防災、ごみ処理、町内会活動、社会福祉制度、地域福祉制度の実情について研修のため、主に仙台市の町内会活動と東日本大震災の対応と今後の取り組みの説明を受け、コミュニティリーダーとしてのスキルアップと日本の理解の促進を図りたいという目的での来仙でした。
当日は、会場となった青葉区内庄建上杉ビル3階会議室で、午前10時から正午近くまで、2名の通訳を通して次のような視察研修が行われました。
○ 歓迎の挨拶 仙台市連合町内会長会会長 阿部欣也
○ 出席者紹介 お互いに自己紹介
○ 事例紹介 @「仙台市の町内会活動について」(22分)
仙台市連合町内会長会庶務理事 井上範一
A「東日本大震災での体験等について」
〜地域版避難所運営マニュアルにふれて〜(35分)
仙台市連合町内会長会副会長 島田福男
○ 質疑応答・感想(35分)
〔主な質疑応答事項〕
@ 住民と行政の連携や災害対応、防災訓練などへ中学生の参加素晴らしい。
A 震災後のメンタルケアについて
B 町内会の会費について(素晴らしい。)
C 防災マニュアル・マップの活用(家庭配付)について
D 防災活動の強化方法についてなど
○ お礼の言葉 福建省政府外事弁公室副主任 王 天 明 様
○ 閉 会
当日は、視察団より貴重な土産品を頂戴しました。
視察団からは、仙台市の総世帯の約82%が町内会に加入し、日頃自主的、主体的に「安全・安心のまちづくり活動」を行い、その力が大震災時に大きな役割果たしたことに対し、驚きと感銘を受け、「帰国後、ぜひ、取入れていきたい」と話されていました。また、ぜひ、福建省にも来てほしいと招請された上で、今回の視察をきっかけに今後、ますますの親交を深めていきましょうということでお別れしました。
その後、青葉区役所戸籍住民課の窓口の状況も視察されました。
掲載日:2015/03/23