宮城県3市2町の町内会等役員・事務局レベルの情報交換会が開催されました
平成27年3月6日(金)宮城県内3市2町の町内会等役員と事務局レベルの情報交換会が開催されました。
当日の交換会には、仙台市連合町内会長会正副会長会メンバー、白石市自治会連合会会長・副会長・庶務、多賀城市区長会副会長、富谷町行政区長会会長・副会長、涌谷町行政区長会会長・副会長と事務局合計21名が出席しました。
情報交換会は、そもそも宮城県内34市町村の町内会・自治会・区長会等の連携協力を進め、県内の自治活動のより一層の振興・充実・発展を目的に、県内すべての市町村の参加が望まれましたが、各市町村のいろいろな事情により、まずは事務局レベルの情報交換と有志の市町村の役員レベルの情報交換から始まていこうということで、昨年8月29日に行われた事務局レベルの情報交換会(34市町村のうち16市町、23名出席)の後を受けて開催されました。
当日は、会場となった青葉区役所9階会議室で、午後1時30分から3時40分まで、次の次第で熱心に情報交換が行われました。
〇 開 会
〇 開会挨拶 仙台市連合町内会長会会長 阿部欣也
〇 出席者紹介 席次に基づき所属・氏名等を自己紹介
〇 座長選出 仙台市連合町内会長会会長阿部欣也を選出
〇 情報交換・質疑応答
資料1「全国自治会連合会の状況について」、資料2「3市2町の自治会等の紹介・近況について」各事務局より説明を行った後、質疑応答が行われたほか、今後の情報交換会の持ち方について確認が行われました。
〇 閉会挨拶 仙台市連合町内会長会副会長 樋口稔夫
〇 閉 会
【主な情報交換の内容】
1 仙台市と白石市のような町内会・自治会だけの自治体と多賀城市・富谷町・涌谷町のように行政区と町内会・自治会が並立している自治体との間に、制度面、活動面で町内会長や行政区長の位置づけ、身分、役員報酬、広報等の配布、活動補助金、自治会連合会や行政区長会の会費などに大きな違いがあることが確認されました。
2 今後の情報交換会の持ち方について、仙台市と白石市のような町内会・自治会だけのところと行政区主体の多賀城市・富谷町・涌谷町では、(自治活動の)やり方が異なり、話のすれ違いが多いので、共通点のあるところだけが集まって情報交換をし合うのが良いのではないかという意見が出ましたが、県内の各団体が集まりやすいのは仙台市なので、当分は仙台市に音頭をとってほしいとか、町内会・自治会だけのところと行政区主体のところに確かに違いがあるが、全国自治会連合会の加盟状況をみると、石川県や群馬県、福島県などのようにその違いを超えて一緒に活動をしているところがあるのと、事務局レベルでは、来年も8月中旬頃に情報交換を行うことを確認しているし、防災活動や環境美化、人材育成の仕方などは共通の課題(問題)なので、今後は具体的な事例を通じて情報交換を行っていくのが良いのではないかという意見が出て、今後、事務局レベルの情報交換会の場などでも役員レベルの情報交換会の持ち方について話しあってみることにしました。
3 総務大臣表彰や全国自治会連合会などの表彰制度についての質疑応答がありました。
質問の趣旨は、国の表彰を受けるには、全国自治会連合会に加入した方が有利なのかというものです。
これに対し、現在の推薦方法として、全国自治会連合会、宮城県、政令市から推薦する方法があり、仙台市は、全国自治会連合会と仙台市長から1人ずつ推薦できている。宮城県自治会連合会ができれば、推薦枠が3つになる可能性があり、推薦枠が増えることが考えられる。全国自治会連合会の表彰は、毎年、複数名が受賞できるようになっているという回答がありました。
4 白石市から「仙台市・白石市による宮城県自治会連合会」を設立できないかという要望が出されました。
これに対し、宮城県自治会連合会を仙台市と白石市だけで先行して設立して良いのかという問題があり、できれば、より多くの市町村が賛同した形で設立されるのが望ましいのではないか。しかし、それが当面は難しいということになると、2市先行もやむを得ないということもあり得る。いずれにしても、いろいろな調整が必要になるので、今後について、仙台市・白石市双方においてそれぞれ検討を行い、その上で、いろいろな調整をしていくことが見込まれるだろうということになりました。
― 以上 ―
掲載日:2015/03/23